感嘆の新記録。。第30期竜王戦決勝トーナメント/1回戦「神童はかく語りき」
【 投了図・91手目▲3八飛 】
投了図での持ち駒
▲藤井四段: 歩
△増田四段: 銀、歩3
昨日、決着をみました
第30期竜王戦決勝トーナメント/1回戦
大注目の「増田康宏四段-藤井聡太四段」は
上図91手までで、先手・藤井四段が勝利。
藤井四段はデビューからの連勝は「29」に伸ばし
歴代最多を更新、連勝記録の新記録を樹立しました。
【 終局後の記者会見 】
藤井四段
―― 藤井四段、今日はお疲れ様でした。
今回、29連勝というとてつもない大記録を達成したわけですが
いまの率直な気持ちをお願いします。
そうですね。
自分でも29連勝というのは想像もできなかったことで
喜びとともに非常に驚いています。
―― 21日に28連勝のタイ記録を達成されて
しばらく日にちが空きましたが、今日はどのような 気持ちで
迎えられましたか。
今日は強敵の増田四段で
また、竜王戦決勝トーナメントという大きな舞台ということもあって
連勝記録自体は意識しないようにと気を引き締めて臨みました。
―― これでこれで29連勝目なのですが
昨年の加藤九段との初対局から思い出、印象に残る対局が
ありましたらご自身の感想も添えて教えていただけますでしょうか。
初戦の加藤先生に教えていただいた対局が印象に深いですね。
本当に貴重な経験だったと思います。
―― タイトル戦では竜王戦で決勝トーナメント
棋王戦で挑戦者決定トーナメントに進出されています。
どうお考えでしょうか。
まだまだ実力をつけることが必要だと考えているので
タイトルを狙える位置まで、まず実力をつけたいと思います。
―― 非常に嬉しい結果になったと思いますが
いま誰にその気持ちを伝えたいですか。
家族と師匠には連絡したいと思っています。
―― まだプロになられたばかりですが
最後に今後の目標をお聞かせください。
実力を高めて
タイトルを狙う棋士になりたいと思っています。
―― 28連勝のときと29連勝。
どのような違いがありますか。
やはり単独1位になれたというのは
自分でもいままでと違った、特別な感慨があると思います。
―― 29連勝ということで、先ほど自分でも想像できないということを
おっしゃっていましたが、いまどこまで勝つのか、いつ負けてしまうのか
とすごく注目を集めていますが、ご自身としてはどういうプレッシャーが
かかっているのか。また次は30連勝ということでまた大台になるのですが、連勝に対する意識を教えてください。
連勝記録というのは
いつか必ず途切れてしまうものでもあるので、自分としては
連勝は意識せずに、一局一局全力を持って指していきたいと思います。
―― プレッシャーはありますか。
これだけ注目していただいて
緊張というかプレッシャーはあるのですけれども
それに押しつぶされてしまってはよくないので、なるべく自然体で
指すように心がけています。
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藤井四段、新記録達成直後の感想。。