本日、第30期竜王戦挑戦者決定三番勝負「羽生三冠-松尾八段」開幕。。
「冬の本場所」竜王戦の挑戦権を懸けて
熱き激戦を繰り広げてきた将棋界真夏の祭典
第30期竜王戦決勝トーナメントはいよいよ本日
クライマックスとなる決勝三番勝負が開幕。。
三番勝負に駒を進めたのは
「永世七冠」達成に残された最後の関門に挑む
羽生善治三冠と、自身初のタイトル挑戦を狙う
居飛車党の実力者・松尾八段。
決勝トーナメントに先がけて行なわれた
ランキング戦の最高峰・1組/決勝のカードの再現となり
まさに竜王戦挑戦者を決めるにふさわしい、文句無しの
顔合わせとなりました。。
羽生三冠の今期ここまでの成績は
18戦11勝7敗(.611)。順位戦A級で1勝1敗。
関西の若大将・斎藤慎太郎七段の挑戦を受けた
第88期棋聖戦は3勝1敗の成績で見事防衛達成。
通算獲得タイトル数は98期となり、当面の目標となる
通算100期へ一つ駒を進めました。
さらに現在開催中の、振り飛車党の若き旗頭
菅井竜也七段の挑戦を受ける第58期王位戦は
ここまで1勝2敗と黒星先行も、第3局で快勝を飾り
今後の巻き返しへ弾みをつけた羽生三冠。
年明けに控える2つのタイトル戦の敗退が早々と決まり
かつてのような圧倒的な強さや勝ち星の量産とはいかず
過密日程の中で迎える三番勝負も全く予断を許しません。
対します、松尾八段の今期ここまでの成績は
14戦7勝7敗(.500)。順位戦はB級1組で1勝1敗。
現在公式戦2連敗中とこちらも好調とは言い難い
松尾八段ですがランキング戦は羽生三冠を下し1組優勝
決勝トーナメント/準決勝では優勝候補・久保利明王将を下し
三番勝負進出と竜王戦では強さとともに勢いを感じさせます。。
羽生三冠が主宰する研究会の主力メンバーのひとりで
最新形を深く掘下げた序盤の構想に定評のある松尾八段は
地味な存在ながらも将棋界では一目置かれる実力派。
悲願のタイトル挑戦実現へ迎えた
最大のチャンスを生かすべく、自信を胸に臆することなく
身近な存在にして最大の壁・羽生三冠へ挑みます。
気になる両者の対戦成績は
ここまで5戦して、羽生三冠の3勝2敗。
現在は松尾八段が2連勝中。。
対局開始は午前10時。
勝者がタイトルに王手をかけるいきなりの大一番
竜王戦決勝三番勝負/第1局をぜひ、お見逃しなく。
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「冬の本場所」竜王戦へ。。
決勝三番勝負がいよいよ開幕。
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王位戦/第3局・一日目の所管
羽生三冠、藤井四段を語る
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藤井四段激戦譜(炎の七番勝負など)