段位別予選がたけなわ。。本日は第7期叡王戦・九段戦/3回戦「藤井九段-深浦九段」
今週の将棋界は第7期叡王戦の段位別予選がたけなわ。。
連日、各段位で本戦出場を目指し熱戦が展開されていますが
本日は最高段位の九段戦で注目の顔合わせが実現します。。
<第7期叡王戦・九段戦予選/3回戦>
藤井猛九段-深浦康市九段
振り飛車党のカリスマ・藤井九段と
生粋の居飛車党にして序盤の策士・深浦九段が
予選決勝進出を懸けて1年ぶりに激突します。。
藤井九段の今期ここまでの成績は
21戦11勝10敗(.524)。順位戦はB級2組で1勝5敗。
9月から10月にかけて公式戦4連敗を喫するなど調子を落とし
現在も2連敗中と苦悩深まる中、低空飛行が続きます。。
現代将棋の金字塔「藤井システム」を筆頭に
「角交換四間飛車」、「藤井流早囲い矢倉」と将棋史に残る
偉大な序盤戦術をたったひとりで開発した百背練磨の天才は
難敵との本局を浮上のきっかけとするべく気合が入ります。。
対します、深浦九段の今期ここまでの成績は
22戦10勝12敗(.455)。順位戦は同じくB級2組で1勝5敗。
NHK杯で藤井聡太四冠から圧巻の完封勝利を飾り存在感を示すも
藤井九段同様、順位戦をはじめ不本意なシーズンを過ごします。。
深くて精度の高い独自の序盤研究と
劣勢でも間単には土俵を割らない二枚腰を武器とする
歴戦の勇者・深浦九段にとっても本局は腕がなると同時に
今後の巻き返しの足場とするべく、大事の一戦となりました。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで36戦して、藤井九段の20勝16敗と拮抗。。
2011年から深浦九段が怒涛の7連勝と指し込みましたが
昨年、ようやく藤井九段が連敗を止めて本局を迎えます。。
居飛車党、振り飛車党それぞれの威信も懸かる
現代将棋界屈指の対抗形は激戦必至、必見であります。。
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