柔らかい手～個人的将棋ブログ

第７１回ＮＨＫ杯将棋トーナメント

決勝トーナメント表

 

 

本日は１１月最後の日曜日。

極端に感染者が減りながらも普段の生活はコロナ仕様のまま

今年も各種忘年会は全て自粛となるなど、味気なく時は過ぎ

早くも１２月突入目前となりました。。

 

日曜午前のお楽しみＮＨＫ杯将棋トーナメントは

ベスト１６が出揃い、今週から３回戦がスタートします。。

 

＜第７１回ＮＨＫ杯将棋トーナメント/３回戦＞

 

豊島将之九段－丸山忠久九段

 

 

無冠転落からの捲土重来を期す豊島九段と

「羽生世代」が誇る４人の名人に名を連ねる孤高の天才

丸山九段と、準々決勝進出を懸けて激突します。。

 

豊島九段の今期ここまでの成績は

３９戦１９勝２０敗（．４８７）。順位戦はＡ級で３勝２敗。

 

タイトル戦は全て藤井聡太四冠を相手に番勝負を戦い

王位戦、叡王戦、そして竜王戦を完敗で落とし無念の３連敗。。

天下統一のポールポジションから一転、無冠転落となりました。。

 

その実力だけでなく、誠実な人柄と将棋への真摯な姿勢で

将棋関係者、ファンからも絶大な人気と信頼を誇る豊島九段の

失冠は大きなショックであり、何より豊島九段ご自身にとっても

厳しくも節目となる一年となりました。。

 

しかし、研究将棋の申し子は立ち止まることなく

先週の日曜日（２１日）には天敵の藤井四冠を相手に

ＪＴ杯連覇を達成、力強くし出発を飾ったばかり。。

 

本日も全国放送の晴れ舞台で存在感を示すのか。。

全国の将棋ファンからの熱き注目と期待が高まります。

 

対します、丸山九段の今期ここまでの成績は

２１戦１３勝８敗（．６１９）。順位戦はＢ級２組で４勝２敗。

 

独自の深い研究のもと

長年に渡り愛用し続ける「角換わり」に代表されるように

時に自らの美学に殉ずることすら厭わない昔気質の勝負師は

今なお将棋の真理とロマンを追及し、最前線を突っ走ります。。

 

気になる両者の対戦成績は

ここまで１３戦して、豊島九段の９勝４敗とリード。

 

放送時間はＥテレにて

午前１０時３０分から正午１２時まで。

 

３回戦のスタートを飾るに相応しい

ともに居飛車の研究家の一戦はハイレベルな激戦必至。。

将棋界の今が分かる、最先端の将棋をぜひご堪能ください。