厳しい現実。。第15回朝日杯・二次予選/1回戦「羽生九段、衝撃の大逆転負け」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

厳しい現実。。第15回朝日杯・二次予選/1回戦「羽生九段、衝撃の大逆転負け」

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第15回二次予選トーナメント表

 

【 投了図・127手目▲3二銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲青嶋六段: 角、銀、香、歩3

△羽生九段: 飛、角、金2、銀、歩

 

昨日行われました

第15回朝日杯将棋オープンの二次予選に

注目の羽生善治九段が登場。

 

1回戦を青嶋未来六段と戦い、結果は

上図127手までで、無念の黒星となりました。。

 

 

 

38手目△5五銀左。

 

上図での持ち駒

 

▲青嶋六段: 歩2

△羽生九段: 歩

 

先手で「ゴキゲン中飛車」を採用した青嶋六段に対して

羽生九段は「右四間飛車」に構えると、中央で銀をぶつけて

駒音高く、先に仕掛けを開始します。。

 

 

 

117手目▲5六同玉。

 

上図での持ち駒

 

▲青嶋六段: 飛、角、銀3、歩2

△羽生九段: 飛、金3、歩

 

そのまま後手が主導権を握り、迎えた終盤戦

上図の局面でのAIの評価値は99、9%後手の勝利を示し

ひと目で見ても、金3枚に飛車と歩を手にする後手優勢は

確かに揺るぎないものに感じられましたが。。

 

しかし。。

 

【 投了図・127手目▲3二銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲青嶋六段: 角、銀、香、歩3

△羽生九段: 飛、角、金2、銀、歩

 

羽生九段は先手玉を仕留めることができず。。

逆に、土壇場で手番の回った青嶋六段はあっさりと

後手玉を仕留め上げ、上図で大逆転勝利を飾りました。。

 

もちろん、盤上には手の流れがあり

AIが示す形勢値ほど簡単ではありませんが、それにしても

事実上、勝利の決まった局面からの羽生九段のまさかの失速に

将棋界隈には大きな衝撃が走る一局となりました。。

 

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