締め括りは気持ちよく。。第7期叡王戦・八段戦「強豪連破し、山崎八段が本戦進出」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

締め括りは気持ちよく。。第7期叡王戦・八段戦「強豪連破し、山崎八段が本戦進出」

第6期叡王戦中継サイト

第7期段位別予選対戦表

 

【 投了図・91手目▲7九桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲山崎八段: 香2、歩6

△松尾八段: なし

 

本日は暮れも押し迫る12月30日。

将棋界では昨日で年内の公式戦取組みが終了。。

さらなる飛躍を目指し、新たな年へ備えます。。

 

一昨日は不惑のA級棋士・山崎隆之八段が登場。

第7期叡王戦の八段戦予選に臨み、まずは準決勝で

関西将棋の後輩・菅井竜也八段から勝利をおさめると

決勝戦で松尾歩八段を下し、本戦出場を決めました。。

 

 

 

39手目▲7五銀。

 

上図での持ち駒

 

▲山崎八段: 歩2

△松尾八段: 歩

 

決勝戦の戦型は山崎八段の十八番「相掛かり」

飛車先での歩交換後、飛車を5筋にあわせた山崎八段は

上図の局面で、洒落た手筋で7筋での銀交換を仕掛け

そのままいざ、開戦となりました。。

 


 

54手目△8九銀成。

 

上図での持ち駒

 

▲山崎八段: 歩4

△松尾八段: 桂

 

銀交換成立後

松尾八段は9筋の端を起点に激しく畳み掛け

一気の寄せを狙いますが。。

 

「山崎八段-松尾八段」の棋譜はこちら

 

【 投了図・91手目▲7九桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲山崎八段: 香2、歩6

△松尾八段: なし

 

本局の山崎八段は受けの強さを発揮。。

後手の猛攻をスイスイと凌ぎ切り、上図の局面をみて

最後の最後まで攻め続けた松尾八段は万策尽き果て

無念の投了を告げました。。

 

今期は待望の昇格を果たしたA級で大苦戦を強いられるも

年内最後の公式戦で気持ちの良い連勝を飾り結果を残した

山崎八段は心機一転、来るべき新年へ巻き返しを図ります。。