第80期A級順位戦/7回戦「豊島九段-山崎八段は相掛かりから、後手鋭く」
本日行われています第80期A級順位戦/7回戦
注目の「豊島将之九段-山崎隆之八段」の一戦は
両者のホームとなる大阪は関西将棋会館にて。。
2手目△8四歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: なし
△豊島九段: なし
本局の先手は山崎八段。
A級残留へもう後のなくなった本局の
初手は飛車先を突く▲2六歩から。。
対します、豊島九段も2手目に同じく
△8四歩と飛車先を突き対局はスタート。。
4手目△8五歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: なし
△豊島九段: なし
次に両者は息を合わせて飛車先を決め
山崎八段の得意を豊島九段が受けて立つ形で
戦型は「相掛かり」となりました。。
19手目▲3七桂。
上図での持ち駒
▲山崎八段: なし
△豊島九段: なし
互いに角頭を金で受け、飛車の横へ銀を立てる
おなじみの同形模様の出だしから、両サイドの端歩を合うと
玉を立て「中住まい」に構えた豊島九段に対し、山崎八段は
居玉のまま、銀・桂を活用し早い攻めを目指します。。
しかし、上図から次に
手番の回った豊島九段は36分の長考の末に。。
20手目△3五歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: なし
△豊島九段: なし
先手の出鼻をくじくように
3筋の歩を突き合わせ、先に仕掛けを開始しました。。
この手に対し、山崎八段は25分の考慮の後
同歩とは応じずに飛車を浮かせた局面で(21手目▲2六飛)
午前の対局は終了となり、お昼休憩に突入します。。
【 お昼のオーダー 】
両者ともに「サービスランチ(一口ヘレカツ)」
22手目△8六歩。
上図での持ち駒
▲山崎八段: なし
△豊島九段: なし
午後の対局開始の一手で
豊島九段は飛車先8筋の歩を突き合わせ
盤面広く、追撃を開始しました。。
山崎八段はここは▲同歩(23手目)と応じて、以下
△同飛~▲8七歩~△8五飛~▲4八金に△9五歩~
▲同歩~△9六歩~▲3五歩~△9五飛~▲4五歩をみて
△3三桂~▲3六銀~下図36手目△9七歩成と進行。。
36手目△9七歩成。
上図での持ち駒
▲山崎八段: 歩2
△豊島九段: 歩
手が伸びる豊島九段は9筋の端を拠点に据えると
先手の飛車先をけん制しながら、強く敵陣へと踏み込み
最初の仕掛けから流れるように、いざ開戦を告げました。。