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決めるかＡ級到達。。本日は第８０期Ｂ級１組順位戦/１１回戦「藤井竜王－千田七段は相掛かり」
本日も将棋界は順位戦で大賑わい。。
Ｂ級１組/１１回戦には注目の神童・藤井聡太竜王が登場。。
勝てば他の棋士の結果次第でＡ級昇格が決まる大事な一戦を
ホームの関西将棋会館にて、千田翔太七段と戦います。。
２手目△８四歩。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： なし
本局の先手は藤井竜王。
その初手は飛車先を突く▲２六歩から。。
対します、千田七段も２手目に同じく飛車先を突く
△８四歩と返し、対局はスタート。。
４手目△８五歩。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： なし
次に両者は息を合わせて飛車先を決め
戦型は「相掛かり」となりました。。
１０手目△５二玉。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： なし
互いに角頭を金で受け、飛車の横へ銀を立てる
おなじみの同形模様の出だしから、藤井竜王が次に
９筋の端歩を突いたのをみて、千田七段はここで手を変え
玉を立て、「中住まい」に構えました。。
１５手目▲４七銀。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： なし
一方の藤井竜王は居玉のまま駒組みを進行。。
上図で銀を自陣３筋に繰り上げ、早い活用を目指します。。
この手に対し
千田七段は８分の考慮で気息を整えると。。
１６手目△８六歩。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： なし
自らの飛車先８筋の歩を突き合わせ
先に飛車先での歩交換を仕掛けました。。
２３手目▲６六歩。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： 歩
以下、▲同歩～△同飛の進行で歩交換が成立。。
藤井竜王は突進してきた後手の飛車先へ歩を打ち込み
８筋を穏便に収めてから角道を開きますが（２１手目▲７六歩）
後手も角道を開いたのをみて、すかさず自らの角道を止めます。。
持久戦志向を明示した神童に対し
千田七段が４９分の長考の末に、左の桂馬を跳ねたのをみて。。
（２４手目△３三桂）
２５手目▲３六銀。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： 歩
藤井竜王がすぐに銀を３筋の戦場へ繰り出した
上図の局面で午前の対局は終了、お昼休憩に突入します。。
【 お昼のオーダー 】
藤井竜王： やまがそばのお弁当（冷たいうどん）
千田七段： プレミアム和牛ハンバーグステーキ
２７手目▲４八飛。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： 歩
午後の対局開始の一手で
千田七段が角を端からのぞかせると（２８手目△１三角）
藤井竜王は５２分の長考で入念に読みを入れ直してから
飛車を４筋へと振り、浮いた歩にヒモをつけます。。
この手に対し、千田七段は５分の考慮で
浮き飛車を中央５筋へ合わせて（２８手目△５五飛）、以下
▲６八銀～△５四飛～▲６五歩に△３五歩～▲４七銀をみて
△７三桂～▲６九玉～△２二角～下図３７手目▲２八飛と進行。。
３７手目▲２八飛。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： 歩
先手の拠点の銀を自陣に押し返してから
左に続いて右の桂馬を跳ね上げ、力を溜めた後手に対し
藤井竜王はジッと玉を寄せてから、後手の角に呼応して
飛車を元居た２筋へ戻し、淡々と自陣の整備を進めます。。
ここで手番の回った
千田七段が次に、３２分の考慮の後で。。
３８手目△７五歩。
上図での持ち駒
▲藤井竜王： なし
△千田七段： 歩
桂頭７筋の歩を突き合わせ、仕掛けを開始した
この局面で、夜戦に備えて夕食休憩突入となりました。。
【 夕食のオーダー 】
藤井竜王： やさいカレー（CoCo壱番屋）
千田七段： 肉なんうどん
まだ形勢は互角の範囲内ながらも
本格開戦を目前に控え、盤上の緊張が高まります。。