第30期竜王戦7番勝負/第4局「終局直後」
【 投了図・104手目△4一玉 】
投了図での持ち駒
▲渡辺竜王: 銀、歩5
△羽生棋聖: 角、金、桂、香
昨日、決着をみました
大注目の第30期竜王戦7番勝負/第4局は
上図104手までで、後手・羽生棋聖が勝利。
終局時刻は午後6時50分。
後手番で見事な完勝を飾った羽生棋聖が
今シリーズの対戦成績を3勝1敗として
悲願の竜王奪取に王手を掛けました。
【 終局直後 】
羽生棋聖
――総括をお願いいたします。
序盤からずっと微妙な形勢が
続いていたような気がしていました。
28手目△7五歩。
上図での持ち駒
▲渡辺竜王: なし
△羽生棋聖: なし
似たような将棋を
昔、指したことがあるんですけど、この形は
初めてだったので、手探りで指していました。
――封じ手の局面のあたりはいかがでしたか。
40手目△6四同角。
(この局面で渡辺竜王が次の手を封じる)
上図での持ち駒
▲渡辺竜王: 歩3
△羽生棋聖: 歩3
かなり漠然とした局面なので
先の展開がずっと見えないような。ただこちらは
ゆっくりできないので攻めていったんですけど
ちょっと細いかなと思いながら指してました。
――控室では△3四角(58手目)と打ったあたりから
徐々にペースなったのではないかといわれていました。
58手目△3四角。
上図での持ち駒
▲渡辺竜王: 桂、香、歩4
△羽生棋聖: 銀、歩2
▲7七歩を打たれたあたりの局面は
自信がなかったですが、難しいとは思いますが
はっきりしない展開だったと思います。
――勝ちを意識されたのは。
最後の最後ですね。
――永世竜王および
永世七冠に王手という形になりましたけど。
全力で指すことに変わりはないですし
いいコンディションで臨みたいと思います。
渡辺竜王
――この一局振り返っていかがですか。
あまり例がない将棋だったので
序盤は難しかったですね。
33手目▲6五歩。
上図での持ち駒
▲渡辺竜王: 歩
△羽生棋聖: 歩
――封じ手の▲2四歩を突かれたあたり
強気に見えたと控室ではいわれていました。
41手目▲2四歩。
上図での持ち駒
▲渡辺竜王: 歩3
△羽生棋聖: 歩3
代案が分からなかったので、様子を見たというか
どう指されても大変だと思いました。
――1勝3敗でカド番になりましたが
第5局に向けてどのように臨まれますか。
粘り強く指せるよう、頑張りたいと思います。
□□□
竜王戦/第4局終局直後の感想
竜王戦/第4局・一日目の所感。。
決戦の舞台は新潟
□□□
王将戦挑決リーグに決着。。
□□□
□□□
棋王戦挑戦権争いも大詰め。。
□□□
独走か、それとも。。