第30期竜王戦7番勝負/第5局「羽生永世七冠誕生直後」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

第30期竜王戦7番勝負/第5局「羽生永世七冠誕生直後」

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【 投了図・87手目▲4三銀打 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 金、桂2、歩2

△渡辺竜王: 銀、香2、歩6

 

昨日、歴史的決着をみました

「冬の本場所」第30期竜王戦7番勝負/第5局は

上図87手までで、先手・羽生善治棋聖が勝利。

 

 

「羽生棋聖、圧勝で永世七冠達成!」

 

 

終局時刻は午後4時23分。

この瞬間、今シリーズの対戦成績を4勝1敗とした

羽生棋聖が悲願の竜王奪取に成功すると同時に

空前絶後の大記録「永世七冠」を達成しました。

 

 

【 終局後の記者会見より(一部抜粋) 】

 

羽生永世七冠

 

――永世七冠を達成したいまの気持ちは?


ひとつの大きな偉業を達成できて

非常にうれしい気持ちがあります。

 

竜王戦は

何度もシリーズで負けてきたこともあり

非常に充実感があります。

 

――永世七冠には2008年と2010年の

2回挑戦して、特に2008年は惜しい結果でした。

今期は気合の入ったシリーズだったのではないですか。

 

今期の竜王戦に関しては

本戦トーナメントからかなり苦しい将棋も多かった。

挑戦者になれたのは非常に幸運だったと思いました。

 

1回のチャンスを生かしきらないと

次がないかもしれませんし、自分にとって今回が

最後かもしれないという気持ちで臨みました。

 

――4勝1敗でした。

シリーズを総括していかがでしょうか。

 

渡辺さんとはかなり対局をしてきていますが

2日制のシリーズでは勝ったことがなくて。

 

今回は挑戦者らしくシリーズを通じて

積極的に前に進んでいく気持ちでいました。

 

うまくいかないケースがあったとしても

そういった姿勢で臨んでいくのがいちばん

悔いが残らないのではないかと思っていました。

 

――永世七冠を達成しましたが

今後は何を目指して戦いますか。

 

もちろん記録を目指していくというのもあります。

ですが、将棋そのものを本質的にどこまで分かっているのか

といわれたら、まだまだよく分かっていないのが実状です。

 

これから自分自身が強くなれるか分からないけど

そういう姿勢というか気持ちを持って次に進んでいけたら

と思います。

 

 

 

 

【 終局後の感想戦より 】

 

 

45手目▲4九飛(この手が痛打に)。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角、歩

△渡辺竜王: 歩

 

「▲4九飛と回られるまで気がつかなかった」

(渡辺竜王)

 

 

 

52手目△5七銀成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 角2、歩2

△渡辺竜王: 飛、歩3

 

「早くも形作りのような感じで」

「竜が盤上にいるために崩壊している」(渡辺竜王)

 

 

 

75手目▲4四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生棋聖: 金、桂、香

△渡辺竜王: 角、桂、歩5

 

羽生棋聖が勝利への手応えを感じた一着。

 

 

竜王戦/第5局の棋譜中継はこちら

 

 

 

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前人未到空前絶後の偉業達成!

 

羽生永世七冠、いまなお進化の途中で

 

 

竜王戦/第5局・一日目の所感。。

 

風は先手に。。

 

 

世紀の決戦、舞台は鹿児島。。

 

竜王戦/第5局開幕前夜

 

Behind the game

 

 

 

将棋の代名詞・羽生棋聖の現在地

 

過去の衝撃、未来への衝撃

 

 

【速報版】「羽生棋聖、圧勝」

羽生棋聖今期成績一覧

 

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前哨戦の先に見据えるものは。。

 

点はすでに線上に。。

 

 

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羽生棋聖、悲願の竜王奪取に王手!

竜王戦/第4局終局直後の感想

 

一方的な、この余韻。。


竜王戦/第4局・一日目の所感。。

 

デザインはシンクロするか。。

 

 

 

 

第4局の舞台は新潟

 

竜王戦/第4局開幕

 

 

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