Ａ級順位戦プレーオフも開幕。。本日のＮＨＫ杯は準決勝「稲葉八段－豊島八段」
□ 第７６期Ａ級順位戦プレーオフトーナメント表 □
史上最大、６名の棋士によって争われることとなった
第７６期Ａ級順位戦のプレーオフは余韻に浸る間もなく
早くも本日開幕、パラマス式の１回戦が行なわれます。。
＜第７６期Ａ級順位戦プレーオフ/１回戦＞
久保利明王将－豊島将之八段
今期の番付順に与えられるシード権はなし
１回戦からの登場で名人挑戦権獲得には５連勝が必要。。
もっとも過酷なポジションからスタートするのは、皮肉にも
順位戦/最終戦まで同率首位だった久保王将と豊島八段。
失意の敗戦から中１日。
さらに明後日火曜日（６日）にはタイトルの懸かった大一番
第６７期王将戦７番勝負/第５局を控える、厳しい日程の中
それでも憧れの名人挑戦を目指し、プレーオフに挑みます。
久保王将の今期ここまでの成績は
３６戦２３勝１３敗（．６３９）。順位戦は６勝４敗。
年明けから公式戦６連勝を飾り
王将戦も第２局から怒涛の３連勝と好調をキープするも
勝てば自身初の名人挑戦が決まった運命のＡ級最終戦で
深浦康市九段の前に敗れ、急転直下のプレーオフへ。。
振り飛車党現党首の実力に疑いの余地は全くありませんが
心身ともに疲労はピークに思われる本日の一戦に、果たして
どのような作戦で臨むのか。。王手の懸かる王将戦を踏まえ
大きな注目が集まります。
対します、豊島八段の今期ここまでの成績は
５３戦３８勝１５敗（．７１７）。順位戦は同じく６勝４敗。
順位戦開幕から怒涛の５連勝を飾り
一昨年の佐藤天彦八段（当時）、昨年の稲葉陽八段に続く
Ａ級初参戦初優勝の期待が高まった豊島八段ですが、しかし
後半５局を１勝４敗と急降下。。大混戦の引き金を引きました。
デビュー以来、常に安定して高い勝率を誇るものの
ここ一番での勝負弱さがつきまとい、完敗を重ねる王将戦も含め
あらためてその実力と存在感を示す、今がまさに正念場。。
「研究将棋の申し子」で次代のエース候補には
圧倒的な人気を追い風として、ぜひ過酷なプレーオフを
大化けする絶好の機会に変えて欲しいところであります。
気になる両者の対戦成績は
ここまで２５戦して、久保王将が１４勝１１敗とリード。
（久保王将の不戦敗１を含む）
全棋士が憧れる歴史と伝統の桧舞台
名人戦へと続く長くて険しいプレーオフの開幕戦を
ぜひ、お見逃しなく！
注目の豊島八段は同じく佳境を迎える
日曜午前のお楽しみ第６７回ＮＨＫ杯にも登場。。
「関西若手四天王」の盟友にして、プレーオフ最上位に立つ
稲葉八段との準決勝に臨みます。。
稲葉八段の今期ここまでの成績は
４１戦２７勝１４敗（．５８５）。順位戦はＡ級で６勝４敗。
気になる両者の対戦成績は
ここまで１５戦して、豊島八段の８勝７敗と拮抗。。
放送時間はＥテレにて
午前１０時半から正午１２時まで。
プレーオフと合わせて
豊島八段の二番勝負をぜひ、ご堪能ください。
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「将棋界の一番長い日」は劇的なフィナーレ。。
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神童・藤井六段は絶好調！
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渡辺棋王は絶不調。。
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羽生竜王は新たな第一歩
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王将戦/第４局・一日目の所感
舞台は尼崎。。
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美しき挑戦は叶わず。。
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