注目の師弟対決「杉本七段－藤井六段は千日手指し直しに」
【 千日手成立局面・５９手目▲５七銀 】
上図での持ち駒
▲杉本七段： 角
△藤井六段： 角
本日、第６８期王将戦予選を舞台に実現しました
注目の「杉本昌隆七段－藤井聡太六段」の師弟対決は
上図５９手目の局面が成立、指し直しとなりました。。
２手目△８四歩。
上図での持ち駒
▲杉本七段： なし
△藤井六段： なし
振り駒の結果、先手となった
杉本七段の初手は角道を開く▲７六歩から。。
対します、藤井六段は２手目に飛車先を突く
△８四歩と返し、対局はスタート。。
３手目▲５六歩。
上図での持ち駒
▲杉本七段： なし
△藤井六段： なし
早々と居飛車を明示した愛弟子に対し
骨の髄まで鍛えの入った魂の振り飛車党
杉本七段は続く３手目に、中央５筋の歩を突くと
藤井六段の△６ニ銀（４手目）をみて。。
５手目▲５八飛。
上図での持ち駒
▲杉本七段： なし
△藤井六段： なし
飛車に手をかけ、歩を突いた５筋へ振り
「中飛車」を投入しました。
１６手目△３四歩。
上図での持ち駒
▲杉本七段： なし
△藤井六段： なし
双方、飛車のポジションが決まると
師弟は息を合わせて玉の囲いを目指しますが
互いの玉が３筋に到達したところで、藤井六段は
おもむろに角道を開きます。。
次に、杉本七段が玉を２筋に寄せたのをみて。。
（１７手目▲２八玉）
１８手目△７七角成。
上図での持ち駒
▲杉本七段： なし
△藤井六段： 角
藤井六段は角交換を敢行。
負担になりそうな角を早めに捌きました。。
２５手目▲８八飛。
上図での持ち駒
▲杉本七段： 角
△藤井六段： 角
角交換成立後
杉本七段は通常の「美濃囲い」ではなく
金と銀をクロスして金に連結させてから
飛車を８筋に振り直すと。。
２７手目▲６六銀。
上図での持ち駒
▲杉本七段： 角
△藤井六段： 角
先に銀を戦場に構えた藤井六段が
右の桂馬を跳ねて力を溜めたのをみて（２６手目△７三桂）
杉本七段も銀を６筋の戦場へと繰り出し、急戦調に構える
後手の駒組みを警戒します。。
４０手目△３三桂。
上図での持ち駒
▲杉本七段： 角
△藤井六段： 角
藤井六段は早い仕掛けを見送り
自陣の整備に取り掛かり、上図の局面で
格調高く「銀冠」を完成。。
４４手目△６ニ金。
上図での持ち駒
▲杉本七段： 角
△藤井六段： 角
さらに両者は飛車と金の高低を入れ替える
おなじみの形に整え、駒組みが飽和点が迎えると。。
５２手目△６三銀。
上図での持ち駒
▲杉本七段： 角
△藤井六段： 角
両者は９筋の端歩を突き合ってから
６筋の戦場に構えた銀を呼吸を合わせて
５筋に下げたり、また６筋に上げたりを繰り返し
盤上は「千日手」模様の進行となりました。。
【 千日手成立局面・５９手目▲５七銀 】
上図での持ち駒
▲杉本七段： 角
△藤井六段： 角
双方、打開の意思は示さず
午後１時１８分、そのまま「千日手」が成立。。
終局から３０分後に手番を入れ替え指し直しとなりました。
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王将戦/第５局・一日目の所感
決戦の舞台は島根県
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「将棋界の一番長い日」は劇的なフィナーレ。。
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神童・藤井六段は絶好調！
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渡辺棋王は絶不調。。
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羽生竜王は新たな第一歩
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美しき挑戦は叶わず。。
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