第43期棋王戦5番勝負/第3局「終局直後」
【 投了図・103手目▲7九玉 】
投了図での持ち駒
▲渡辺棋王: 角、銀、桂2、歩
△永瀬七段: 金、銀、桂、歩3
昨日、決着をみました
注目の第43期棋王戦5番勝負/第3局は
上図97手までで、先手・渡辺棋王が勝利。
終局時刻は午後5時53分。
持ち時間を1時間2分残して完勝を飾った
渡辺棋王が6連覇に王手をかけました。。
【 終局直後 】
渡辺棋王
――本局を振り返っていかがですか
序盤は(用意してきた)作戦でした。
こちらが飛車先の歩を切ったあと、どれくらい手が
できるかという将棋なのですが、本譜は5筋の歩を伸ばして
仕掛けを得られたので、まずまずかなと思いました。
59手目▲5四歩。
上図での持ち駒
▲渡辺棋王: 角、歩
△永瀬七段: 角、歩2
――中盤戦は先手ペースでしたか
仕掛けて駒得になったのでよくなったかと。
69手目▲8九飛。
上図での持ち駒
▲渡辺棋王: 角、銀2、歩
△永瀬七段: 角、桂2、歩3
――勝ちを意識した場面は
▲7一角(77手目)で攻めがつながったので。
それまでは駒得でも決定打がない場合もあると
思いました。
77手目▲7一角。
上図での持ち駒
▲渡辺棋王: 銀2、歩
△永瀬七段: 角、桂、歩3
――あと1勝で6連覇です
第4局は来週なので
しっかりと準備したいと思います。
永瀬七段
――中盤戦以降は苦しかったでしょうか
銀桂交換になってからは厳しいと思いました。
63手目▲5三桂成。
上図での持ち駒
▲渡辺棋王: 角、銀
△永瀬七段: 角、歩4
――終盤はいかがでしたか
アヤができればと
思ったのですが、それも難しかったです。
――反省点があるとすればどこでしょうか
難しい局面を作れなかったのが反省点です。
――第4局に向けての意気込みは
一生懸命頑張りたいと思います。
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NHK杯では山崎八段、躍動
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本日は3回戦
「広瀬章人八段-豊島将之八段」
「将棋界の一番長い日」は劇的なフィナーレ。。
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羽生竜王、新たな第一歩
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美しき挑戦は叶わず。。
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