第76期名人戦7番勝負/第2局「終局直後」
【 投了図・103手目▲9五角 】
投了図での持ち駒
▲佐藤名人: 金、歩
△羽生竜王: 角、銀、桂、歩5
昨日、決着をみました
大注目の第76期名人戦7番勝負/第2局は
上図103手までで、先手・佐藤名人が勝利。
終局時刻は午後7時22分。
開幕戦の借りを返す見事な快勝を飾った佐藤名人が
番勝負成績を1勝1敗のタイに戻しました。
【 終局直後 】
佐藤名人
厚みを築いて主張していく将棋だったが
あまり自信はなかった。
▲5五同銀直(99手目)で
何もなければ勝ちかもしれないと思った。
99手目▲5五同金直。
上図での持ち駒
▲佐藤名人: 角、金、歩
△羽生竜王: 角、銀、桂2、歩5
35手目▲1六歩。
上図での持ち駒
▲佐藤名人: 歩
△羽生竜王: 角、歩
「ちょっと中央で何を指せばいいかわからなくて。
(本譜の)▲1六歩もどうかとは思ったのですが
バランスは取れていましたか」
(終局後の感想戦で佐藤名人がコメント)
羽生竜王
ゆっくりした展開は分が悪い気がして
早めに仕掛けたが、構想に問題があった。
3五歩(47手目)と
攻められた辺りはもうだめだった。
47手目▲3五歩。
上図での持ち駒
▲佐藤名人: 歩
△羽生竜王: 歩3
60手目△2ニ歩。
上図での持ち駒
▲佐藤名人: 銀、歩
△羽生竜王: 角、歩2
「これが確実な攻めで、こちらがつらいで」
(同、羽生竜王がコメント)
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名人戦/第2局・一日目の所感
名人戦/第2局開幕前夜
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春の本場所、ついに開幕。。
第一人者は更なる進化と未だ見ぬ高みへ。。
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「将棋界の一番長い日」は劇的なフィナーレ。。
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