防災入門 / 09 応急手当
09 · First Aid
応急手当の入口——講習で学ぶための地図
この章は、他の章と少し性格が違います。応急手当の手順そのものは、ここには書きません。心肺蘇生やAEDの使い方、止血の方法は、文章を読んで覚えるものではなく、人形と実物を使って体で練習する講習で身につけるものだからです。中途半端な文章の記憶は、いざというとき役に立たないどころか危険にもなり得ます。この章の役目は「どこへ学びに行けばいいか」の地図だけです。
幸い、学べる場所は身近にあります。代表は2つ。お住まいの地域の消防(消防本部・消防署)が開く救命講習と、日本赤十字社の救急法講習です。どちらも一般市民向けで、数時間の入門コースから用意されています。多くは無料か少額で、申し込みは各機関のWebサイトから。また、消防庁は事前学習用の「応急手当WEB講習」(e-ラーニング)を公開しており、実技講習と組み合わせる形で座学部分を自宅で済ませることもできます。
講習の前に今日できることも2つあります。ひとつは職場・自宅・よく行く場所のAEDの設置場所を把握しておくこと(日本救急医療財団が全国AEDマップを公開しています)。もうひとつは救急車を呼ぶ判断に迷ったときの相談窓口「#7119(救急安心センター事業)」の存在を知っておくこと。実施地域はまだ全国一律ではないので、お住まいの地域が対象か確認してみてください。
学びに行く場所の選び方
- とにかく一度受けたい:地域の消防の救命講習へ。「(自治体名)救命講習」で検索。数時間の入門コースがあります。
- 体系的に学びたい:日本赤十字社の救急法講習へ。基礎から資格認定まで段階があります。
- まず自宅で予習したい:消防庁の「応急手当WEB講習」で座学を。ただしWEB講習だけで完結させず、実技とセットに。
- 家族に乳幼児がいる:乳幼児向けの救命講習・幼児安全法を選ぶ(手当の内容が大人と異なるため)。
公式情報源
応急手当は必ずこれらの公式講習・教材で学んでください。
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日本赤十字社 日本赤十字社(救急法等の講習)
救急法・幼児安全法などの講習案内。各都道府県支部で開催されています。「講習」メニューから申し込みページへ。
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救命講習の制度と、事前学習用の「応急手当WEB講習」の入口。実際の講習の申し込みは地域の消防本部・消防署へ。
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日本救急医療財団 全国AEDマップ(日本救急医療財団)
登録されたAEDの設置場所を地図で検索できます。自宅・職場の近くを一度見ておきましょう。