Cosmo / Case 02 Planet
Case 02 · Planet
Planet——「毎日撮る」を売り物に変えた会社
何を売る会社か。Planetが売っているのは衛星でも1枚の画像でもなく、「毎日更新される地球全体のデータ」へのアクセスです。顧客は農業、地図、金融、政府、報道など、地表の変化を追いたいすべての組織。契約は継続課金(サブスクリプション)が中心です。
何が新しかったか。従来の地球観測は「高性能な大型衛星で、頼まれた場所を撮る」受注型でした。Planetは発想を逆にして、小型・安価な衛星を大量に飛ばし、頼まれる前に全部撮っておく方式を選びました。1機の性能では大型衛星に劣っても、「毎日・全球」という頻度のデータは他にない商品になります。
なぜ成立するか。キューブサット規格による衛星の量産、相乗り打ち上げの普及、クラウドでの大規模データ処理——2010年代の低コスト化の波をすべて事業設計に組み込んだからです。衛星は消耗品と割り切り、次々と世代交代させる運用も特徴です。
この事例から盗む視点
- 売り物を「モノ(画像)」から「継続的なアクセス(サブスク)」に変えると収益が安定する。
- 性能で勝てなくても、頻度・網羅性という別の軸で唯一の商品を作れる。
- 業界の低コスト化(規格化・相乗り・クラウド)を前提に事業を設計している。
一次情報で確かめる
内容確認:2026年7月28日。製品・料金体系は公式情報で確認してください。