Cosmo / 14 必須キーワード集

14 · Glossary

必須キーワード集——打ち合わせで困らない略語・用語集

宇宙ビジネスのニュースやミーティングで必ず出てくる、これだけは押さえておきたい18の重要キーワードです。略語や専門用語を一覧で確認できます。暗記には用語フラッシュカードも使えます。

1. 軌道・環境

LEO Low Earth Orbit

地球低軌道。一般に高度2,000km未満の軌道。通信遅延を小さくしやすく観測にも使われる一方、広域を常時覆うには複数機が必要になりやすい。

GEO Geostationary Orbit

静止軌道。高度約36,000km。地球自転と同じ周期で回るため地上から静止して見える。気象衛星や広域通信衛星で使われる。

SSO Sun-Synchronous Orbit

太陽同期軌道。常に同じ太陽光条件(同じ時刻)で地上を通過する軌道。農作物の生育や都市変化の定点観測に最適。

コンステレーション Constellation

複数の衛星を協調して運用する衛星群。必要な機数は目的と軌道により異なり、通信・観測・測位などの継続性や範囲を補う。

スペースデブリ Space Debris

宇宙ゴミ。機能を終えた人工物やその破片で、運用中の衛星との衝突や新たな破片発生のリスクになる。

SSA / STM Space Situational Awareness

宇宙状況把握・交通管理。レーダーや望遠鏡で軌道上の物体・デブリを監視・追跡し、衝突事故を未然に防ぐ仕組み。

2. 衛星・データ

SAR Synthetic Aperture Radar

合成開口レーダー。自ら電波を照射して地表を観測する技術。夜間や雲のある条件でも観測しやすい。

光学衛星 Optical Satellite

可視光や赤外線などを観測する衛星。直感的な画像を得やすい一方、受動型の可視光観測は夜間や雲の影響を受ける。

GNSS Global Navigation Satellite System

測位衛星システム。米GPS、日本の「みちびき(QZSS)」など。位置情報や高精度な時刻同期を提供する。

キューブサット CubeSat

10cm角(1U)単位で構成される超小型衛星。標準化により低コスト・短期間で開発可能になり宇宙参入ハードルを下げた。

3. 打ち上げ・ロケット

ペイロード Payload

ロケットに搭載する「荷物(衛星や物資)」のこと。最大積載重量や容積がロケット選定の基準となる。

相乗り Rideshare

1回の大型ロケット打ち上げに多数の小型衛星を同乗させてコストを分担する打ち上げ方式。

再使用ロケット Reusable Rocket

機体の一部または全部を回収し、再使用することを想定したロケット。整備・運用を含めた費用と打ち上げ頻度で効果を評価する。

4. フロンティア・新領域

アルテミス計画 Artemis Program

米国主導の国際月面探査プロジェクト。人類の持続的な月面滞在と、将来の火星探査を見据えた官民一大計画。

ISRU In-Situ Resource Utilization

現地資源利用。月の水資源を採取して水や水素燃料に変換するなど、現地調達で自給自足を図る概念。

ISAM In-Space Servicing, Assembly & Manufacturing

軌道上サービス・製造。宇宙空間で衛星に補給・修理したり、微小重力下で新薬や新素材を作る産業。

5. 法・許認可

宇宙活動法 Japan Space Activities Act

日本でロケット打ち上げや人工衛星の管理運用を行う際に、内閣府からの許可や検査を義務付ける法律。

ITU International Telecommunication Union

国際電気通信連合。世界的な電波周波数の割り当てや、静止軌道の位置調整を管理する国連専門機関。

略語を見たときの確認順

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内容確認:2026年7月22日。機関・契約・規格ごとの正式な定義を優先してください。